サイズオーダー本棚は「価格が高そう」という印象から、検討する前に候補から外してしまう方も少なくありません。
実際にはサイズや仕様によって価格が変わり、予算に合わせて選べる製品もあります。横幅や高さを細かく指定できるため、既製品では収まりにくいスペースを収納として活用できるのもメリットです。
この記事では、サイズによる価格の違いやメリット・注意点、購入前に確認しておきたいポイントを紹介します。
サイズオーダー本棚の価格はどのくらい?

サイズオーダー本棚は高価なイメージがありますが、サイズや仕様によっては数万円台から選べる製品もあります。
サイズによって価格はどのくらい変わる?
サイズオーダー本棚は、同じシリーズでも横幅や高さによって価格が変わります。
2026年7月に国内メーカーの公式サイトでサイズオーダー本棚の価格を確認したところ、組立式・高さ180cm・奥行29cmの商品では、横幅25cmが約26,000円、横幅85cmが約40,000円でした。(価格は調査時点)
同じ高さと奥行でも、横幅の違いだけで約14,000円の差があります。
ミホ奥行29cm・横幅45〜60cmの商品を高さ別に調べると、おおよその価格は次の通りでした。
- 高さ198cm:40,000円
- 高さ180cm:35,000円
- 高さ150cm:30,000円
- 高さ120cm:25,000円
- 高さ 90cm:20,000円
- 高さ 60cm:15,000円
今回調べた範囲では、高さ60cmと198cmでは【約25,000円】の差がありました。
同じシリーズでもサイズによって価格が変わるため、購入するときは必要な高さや横幅を決めたうえで価格を確認してみてください。
コストを抑えるならメーカー比較も重要
サイズオーダー本棚の価格は、メーカーによっても大きく異なります。
国内製造の製品を中心に扱うメーカーもあれば、海外で製造した部材や製品を取り入れて価格を抑えているメーカーもあります。また、使用する材質や棚板の耐荷重、選べるオプションによっても価格は変わります。
予算を抑えたい場合は、同じようなサイズで複数のメーカーを比較し、価格だけでなく材質や仕様まで確認して選びましょう。

サイズオーダー本棚のメリット

サイズオーダー本棚のメリットは、置きたい場所に合わせられるだけではありません。収納する物や部屋の雰囲気まで考えて、自分に必要な一台を選べます。
デッドスペースを収納へ変えられる
家具を置きたい場所に、「あと数cm狭ければ入るのに」と感じることはありませんか。既製品では難しい隙間収納も、横幅を1cm単位で指定できるサイズオーダーなら無駄なく活用できます。
高さも220cm程度まで対応する製品があり、リビングや書斎だけでなくオフィス収納にも活躍します。天井近くまで使えるため、限られた床面積でも高い収納力を確保できることは魅力ですよね。
カラーや棚板も自由にカスタマイズ
サイズだけでなく、複数のカラーから選べる製品もあります。床や建具に近い色を選んだり、壁になじむ色にしたりすれば、大きな本棚を設置しても部屋の雰囲気に合わせやすくなります。
特に高さのある本棚は室内で占める面積が大きいため、サイズだけでなくカラーまで選べることは、家具を長く使ううえで確認しておきたいポイントです。
収納する物に合わせて奥行きも選べる
サイズオーダー本棚は、横幅や高さだけでなく、奥行きを選べる製品もあります。文庫本やコミックなど小さな本が中心なら奥行き21cm程度までの薄型、A4ファイルや書類などもまとめて収納したいなら30cm前後を選ぶなど、用途に合ったサイズを選べます。
奥行きが深すぎると本の手前に使わないスペースができ、反対に浅すぎると大きな本やファイルが収まりません。収納する物に合わせて必要な奥行きを選べることも、サイズオーダー本棚のメリットです。
注文前に知っておきたい注意点

理想の収納を実現できる一方で、受注生産ならではのデメリットも理解しておきましょう。
納期と価格は事前に確認する
サイズオーダー本棚は注文後に製作するため、在庫のある既製品のようにすぐ発送されるとは限りません。今回確認した国内メーカーでは、注文から出荷までの目安が通常素材で約10日、高品質素材で約15日と案内されていました。さらに、出荷後の配送日数は届け先の地域によって異なります。
組立式の場合は、届いたあとに自分で組み立てる時間も必要です。商品ページに組み立て時間や必要な人数の目安が記載されている場合は、あわせて確認しておきましょう。
引っ越しや模様替えなど設置したい日が決まっているなら、注文から配送、組み立てまでに必要な日数を考えて、余裕を持って準備することが大切です。
採寸ミスはやり直せない
サイズオーダー本棚で特に注意したいのが、設置場所の採寸です。
例えば、壁から壁までの寸法だけを測って巾木の出っ張りを見落とすと、予定していた場所に本棚が収まらないことがあります。また、コンセントの位置を確認せずに注文すると、本棚で差し込み口をふさいでしまう可能性もあります。
幅・高さ・奥行きに加えて、巾木やコンセント、扉の開閉スペースなど、設置の妨げになるものがないかも測っておくことが大切です。
受注生産の本棚は、注文したサイズに合わせて材料をカットして製造するため、製造工程に入ったあとではキャンセルやサイズ変更に対応してもらえない場合がありますので、十分注意しましょう。
カラーが廃盤になる場合がある
本体のシリーズが継続して販売されていても、カラーだけが廃盤になることがあります。そのため、数年後に同じシリーズの棚を追加したり、もう一台買い足したりするときには、同じ色を選べないかもしれません。
将来的に追加購入を考えている場合は、同じカラーが販売され続けるとは限らないことも考えて選びましょう。
サイズオーダー本棚は価格・仕様・設置場所を確認して選ぶ
サイズオーダー本棚は、既製品より納期がかかることがあり、注文後のサイズ変更やキャンセルが難しいほか、選ぶ仕様によって価格も高くなります。
一方で、横幅や高さ、奥行きを設置場所や収納する物に合わせられるため、既製品では収まりにくい場所にも設置でき、限られたスペースを収納として活用できます。
部屋に合う本棚が見つからず困っている方にとって、必要なサイズを指定できるサイズオーダー本棚は、デッドスペースを減らし、収納場所を増やすための選択肢になるのではないでしょうか。

