本棚の奥行きサイズの目安|収納物に合う選び方を解説

本棚の奥行きサイズを考えている女性

本棚を選ぶとき、高さや幅は確認していても、意外と見落としやすいのが「奥行き」です。同じように見える本棚でも、奥行きが20cmほどの薄型タイプから、30cm前後、さらに40cmを超えるものまであります。

奥行きが深ければたくさん収納できそうに思えますが、コミックや文庫本を入れるだけなら、棚の手前や奥に使わないスペースが残ってしまいます。反対に、A4ファイルや大きな本を収納したいのに奥行きが足りなければ、棚からはみ出してしまうこともあります。

つまり、本棚の奥行きは「大きいほど使いやすい」のではなく、収納したい物に合わせて選ぶことが大切です。

目安として、コミックや文庫本が中心なら本体奥行19〜20cm程度、A4ファイルまで収納するなら26〜29cm程度。大型本や収納ボックスを置く場合は、収納物のサイズによって40cm以上必要になることもあります。

この記事では、収納する物から必要な本棚の奥行きを考えながら、購入前に確認しておきたい棚板の内寸や設置スペースについても紹介します。

目次

本棚の奥行きは「何を収納するか」で決める

奥行きサイズの違う3種類の本棚を並べて比較

本棚の奥行きを決めるときは、最初に収納したい物を考えてみてください。コミックを中心に収納する本棚と、A4ファイルや雑誌を収納する本棚では、使いやすい奥行きが異なります。

3段ボックスには本体奥行27〜29cm程度の商品もあり、コミックだけでなくA4ファイルなどを収納できるタイプもあります。ただ、コミックしか収納しないのであれば、そこまでの奥行きは必要ないかもしれません。

反対に、大型の写真集や収納ボックスを置きたい場合は、一般的な本棚では奥行きが足りないことがあります。

ミホ

まずは、収納したい物から必要な奥行きを確認してみましょう。

CD・DVD・コミックなら本体奥行19〜20cm程度

コミックや文庫本、CD・DVDを中心に収納するなら、本体奥行19〜20cm程度の薄型本棚で十分です。収納物に近い奥行きなら棚の奥に大きな空間が残りにくく、本を一列に並べて見渡しやすいのもメリットです。

特に、廊下やワンルームなど、家具の出っ張りをできるだけ抑えたい場所では、薄型の本棚が使いやすいと感じることがあります。ただし、本体の奥行きが19〜20cmあっても、実際に物を置ける棚板はそれより浅くなります。

コミックやDVDのサイズぎりぎりで選ぶ場合は、本体サイズだけで判断せず、棚板の内寸まで確認しておきましょう。

収納の目安
コミック・文庫本・小説・CD・DVD・Blu-ray

A4ファイルや書類なら本体奥行26〜29cm程度

A4ファイルやバインダー、雑誌なども収納したい場合は、本体奥行26〜29cm程度がひとつの目安です。このくらいの奥行きがあれば、一般書籍だけでなくA4ファイルなども収納しやすくなります。書斎で書類と本をまとめて収納したい場合や、子どもの教材やファイルを入れたい場合にも選びやすいサイズです。

また、「今はコミックを入れる予定だけれど、数年後に何を収納するか分からない」という場合にも、26〜29cm程度なら用途を変えやすくなります。本だけでなく、ファイルケースや収納ボックスなどと組み合わせやすいのも、この奥行きの使いやすいところです。

収納の目安
A4ファイル・バインダー・雑誌・一般書籍・教材

大型本や収納ボックスは収納物を測ってから決める

大型写真集や画集、図鑑、アルバムなどを収納する場合は、「本棚なら奥行き○cm」と一律に決めるのが難しくなります。大型本は商品によってサイズが大きく異なり、収納ボックスも形状や寸法がさまざまだからです。

この場合は、先に収納したい物の奥行きを測り、それ以上の有効奥行きがあるラックやシェルフを探した方が確実です。収納する物によっては、奥行き40cmを超える家具が必要になることもあります。

ただし、奥行きが45cm前後になると、一般的な本棚より床面を広く使います。特にワンルームや通路に近い場所では、収納力だけで選ぶと家具の出っ張りが気になることもあるため、設置場所の広さも一緒に確認しておきたいところです。

収納の目安
大型写真集・画集・図鑑・アルバム・収納ボックス・ディスプレイ収納

本棚の奥行きは何cmが使いやすい?

「今収納したい本だけで決めていいのかな」と迷うこともあると思います。将来、A4ファイルや書類なども収納する可能性があるなら、本体奥行29cm前後にすることで、収納できる物の幅が広がります。コミックや文庫本、一般書籍に加えてA4ファイルも収納しやすく、ファイルケースや収納ボックスなどを組み合わせることもできます。

たとえば、最初は子どもの本棚として使い、成長してから教材やファイルを収納する。書斎なら、本が減ったあとに仕事の書類や小物収納へ変えることもできます。

ただし、コミックだけをたくさん並べたい場合は、29cmの奥行きがかえって余ることがあります。収納する物がはっきり決まっているなら、それに近い奥行きを選ぶ。用途が変わる可能性があるなら、少し余裕のあるサイズを選ぶ。

この考え方で決めると、自分に必要な奥行きを判断しやすくなります。

本体の奥行きと棚板の奥行きは同じではない

ここまで紹介したサイズを見るときに、もうひとつ確認してほしいのが「外寸」と「内寸」の違いです。商品ページに記載されている「奥行29cm」などの表示は、多くの場合、本棚全体の外寸サイズです。

本棚には背板や前面部分などがあるため、実際に本やファイルを置ける棚板の奥行きは、本体サイズより浅くなることがあります。今回確認した本棚では、3サイズとも棚板の奥行きが本体の外寸より23mm浅くなっていました。

外寸と棚板奥行きの例
  • 本体奥行19cm → 棚板の奥行 約16.7cm
  • 本体奥行29cm → 棚板の奥行 約26.7cm
  • 本体奥行44cm → 棚板の奥行 約41.7cm

ただし、この差はすべての本棚に共通するものではありません。
メーカーや商品の構造によって異なるため、収納物のサイズに余裕がない場合ほど、商品ページに掲載されている内寸や棚板サイズを確認してください。

本棚を置く場所の奥行きも確認しておく

収納物に必要な奥行きが分かったら、次は本棚を置く場所を確認しましょう。収納したい物がきれいに収まっても、家具が通路にはみ出したり、扉の開閉を妨げたりしては使いにくくなってしまいます。

例えば、奥行き29cmと44cmの本棚では、壁からの出っ張りに15cmの差があります。通路幅が90cmある場所に設置すると、残りの幅はそれぞれ61cmと46cmです。同じ場所でも、選ぶ本棚によって人が通れるスペースは大きく変わります。

購入前には、新聞紙を床に広げたり、マスキングテープを貼ったりして、本棚を置く範囲を再現してみましょう。そのうえで、普段どおりに歩いて通れるか、近くのドアや収納扉を最後まで開けられるか、引き出しを使うときに邪魔にならないかを確認します。
また、本棚の前でしゃがんで下段の本を取り出したり、収納ボックスを手前に引き出したりするためのスペースも必要です。

本棚は設置できるかどうかだけでなく、置いたあとも普段どおりに生活できるかを考えて選ぶことが大切です。

収納物に合う奥行きを選べば本棚はもっと使いやすくなる

本棚の奥行きに、すべての人に共通する正解はありません。コミックや文庫本が中心なら本体奥行19〜20cm程度、A4ファイルや書類まで収納するなら26〜29cm程度がひとつの目安です。大型本や収納ボックスを置く場合は、先に収納物を測り、それ以上の有効奥行きがあるものを探してみてください。

そして、忘れずに確認したいのが、本体の外寸ではなく「実際に収納できる棚板の奥行き」です。ネット通販では、商品説明だけでなく掲載画像の寸法図に内寸が記載されていることもあります。

それでも分からない場合は、購入前に販売店へ問い合わせて確認しておきましょう。私は、問い合わせた内容をあとから確認できるよう、電話だけでなくメールや問い合わせフォームを利用する方法もおすすめしています。

ミホ

本棚は一度購入すると、何年も使い続けることの多い家具です。

収納したい物、棚板の内寸、そして設置する場所。この3つを確認したうえで、今ある本だけでなく、これからその本棚をどう使っていきたいかまで考えてみてください。

暮らしにちょうど収まる奥行きを選ぶことが、長く使いやすい本棚との出会いにつながります。

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